今回はちょっと変わったパターンを紹介しようと思います(・∀・)!
今回の記事は普通の内容とは少し違います。
この時期特有のパターン、バチ抜けです。
知っている人からしたら超有名な現象かも知れませんが、知らない人からしたら全く意味が分からないと思います。(^^;)僕も始めてこの言葉を聞いたときバチ?太鼓の?と全く理解が出来ませんでした。でもこのパターンは必ず覚えて下さい!!ものすごいチャンスタイムです!!
バチ抜けとは?
まずはバチと言うのがなんなのか?これはゴカイやイソメなど、あのミミズみたいな奴らの総称です。一つのものを指してバチと言うわけではありません。全体でバチです。
では、抜けはと言うとバチが産卵のために地面から一斉に出て来る現象のことです。
これを合わせてバチ抜けといいます。
多い地域では何百匹も同時に抜けて、おびただしい数のバチが水面を漂っているという何ともおぞましい画が見られる場所もあります。(閲覧注意)
バチ抜けは時期、時間が決まっている
時期に関しては地域差がかなり出ます。聞いた話では早い場所だと1月から抜ける地域があるんだとか。確認した訳では無いので自信はあまりありません(^^;)
多いのが大体2月の後半から始まる地域が多いんじゃ無いでしょうか?そこから4月位まで続いて長い所だと5月の頭くらいだとか。地域だけでは無くその年の気候などにも影響されます。
時間に関しては、これが中々手強くて範囲が狭い!
まずは絶対外せないのが満月の大潮!!
ん~もうこの時点ですでに1ヶ月の内4日くらいしかタイミングが合いません。
さらにもう一つ手強いのが、夕方の満潮の潮止まりから1~2時間くらいしかバチは出てきません。
もういじめですね。
世の中の釣り人サラリーマンはこのバチ抜けを体験する事無く春を迎えるんです。
でもめげずに記事を続けましょう。
つまりまとめると、
- 満月(新月じゃなくて満月)
- 大潮(数は減るけど中潮でも抜ける時有り)
- 夕方(夜でもちょっと抜けるやつもいる)
- 満潮(潮位が下がってもたまに居残りがいる)
時期、時間に関してはこれが重要になります。
ポイント選び
時期、時間が分かったら次はポイン選びです。
- まずは干満の差で海水がしっかり入ってくる所!
- ある程度流れがあり潮が効いている所!ただし流れが速すぎたり激流はダメ。
- 潮止まりで潮が淀む所、流れが止まるところ。
- 綺麗な清流と言う感じより少し濁りがあったり少し汚れがある場所。泥底が良い。
- 大きな岩がゴロゴロしている所はあまりいない。細かい砂や砂利はOK。
という感じです。僕の地元ではあまり何百匹も抜けるのは見たことがありません。おそらく外海近くより少し入り組んだ場所の方が多いと思います。湾奥など。後は言い方が少し悪いかも知れませんが水が少し汚れている所の方が多いと思います。
バチ抜けがチャンスな理由
バチ抜けという物が分かったとしてもなぜこれがチャンスなのか?
これはシーバスの生態が大きく関わっています。シーバスは11月~12月に荒食いをし産卵のために栄養をため込みます。そして沖に出て産卵し、それを終えるとまた戻って来ます。この時シーバスは産卵直後で体力を使い果たしヘロヘロの状態です。とても元気な小魚を追い回せるほどの体力は残っていません。
そこでこの時期特有のバチに狙いを定めます。何の因果かシーバスの産卵とバチ抜けはちょうど時期が合うのです。
バチは体をくねらせて多少は泳ぎますがほとんど遊泳能力は無いに等しいです。ですので体力の無いシーバスでも簡単に捕食出来ます。しかも場所によっては食べきれないほどの数が抜けるので食べ放題です。このためこの時期はシーバスは偏食になりバチにしか興味を示さない個体も出てきます。この良いタイミングに出会えれば発狂したようにルアーにアタックしてくるでしょう。
しかし、こうなると普通のルアーには反応をしなくなり全く釣れないことが出てきます。
バチ抜けの時に使えるルアー
では使うルアーはどうしたら良いのか?
まずは細身のシルエット
・バチに似せるため魚のようなシルエットでは無くもっと細身の物を使う。
ブリブリ泳がない物を使う
・バチは泳ぎ方が魚とは違います。つまり出る波動も魚とは違います。波動が弱いシンペンやバチ抜け用の物がお勧めです。
基本的には表層を泳ぐ物使う
・多くのバチは表層を漂っています。ウェイトが軽めの物を選びましょう。
※底を泳ぐやつもまれにいるのでたまには底も狙ってみましょう。
つまりお勧めは
マニックやにょろにょろなどのバチ抜け用ルアーやこの二つでは反応しないとき用にワンダーや少し意外なとこでガルバなどですね。
あと僕はまだ使った事が無いのですがスライという比較的新しいルアーもあります。
あと奥の手としてガルプのサンドワームがまさにバチそのもの(笑
バチ抜けはハマれば爆釣したりしますが少しレンジがズレていたりするだけで全く釣れなかったりするので簡単な反面全く釣れなかったりすることもあります。バチをよく観察して爆釣を目指しましょう!!