シーバス(スズキ)のルアーフィッシング入門①道具編

さて今回はシーバスのルアーフィッシングについて説明しましょう(・∀・)

シーバスまたの名をスズキ。と言うかスズキが正式名称ですね(・∀・)どっかの誰やらが言い出したからだとか、ブラックバスに似ているからだとか色々聞きますがまあどれが本当か分かりません(・∀・)確かにブラックバスが海に居たらこんな感じかもしれないですよね?

このブログではルアーフィッシングの場合はシーバス、餌釣りの場合はスズキで統一しようと思います。分け方は何となくの印象です(゚Д゚)

シーバスは3種類居て、河川や港湾などに居るマルスズキ、磯など荒れた海に多いヒラスズキ、主に瀬戸内海などに居るタイリクスズキの3種類がいます。また特例としてタイリクとマルのハイブリッドも居ます。ん~4種?

とりあえず今回はマルスズキをメインに見ていきましょう。マルスズキはかなり分布域が広いので比較的狙いやすいです。堤防、河川、砂浜(サーフ)など色んな場所で釣れます。特に河川では淡水域まで遡上する事もよく有ります。それぞれのフィールドにそれぞれの醍醐味がありますので自分の好きなフィールドを見つけて見ましょう。ちなみに僕は河川など流れがあるポイントが好きです。

では次に必要な道具を見ていきましょう。

ロッド

まずはロッドを見ていきましょう。ロッドはスピニングロッドとベイトロッドの2種類が有りますが入門編と言うことでスピニングロッドで説明していきます。ちなみにシーバスフィッシングでは基本的にスピニングを使うのが一般的です。近頃ではベイトで釣る人も少しずつ増えて来てはいますがまだまだスピニングが多いですね。

長さ

自分が釣るフィールドによって必要なロッドの長さは変わって来ます。例えば港湾がメインなら長すぎるロッドは扱いにくいし、大型河川やサーフなら逆に長く無いと飛距離が出ずに遠くまで探れないなどの不具合が出てきます。自分のメインフィールドに合った物を選びましょう。港湾なら7~8フィート、河川なら8~9フィート、大型河川やサーフなら9~10フィートといった感じでざっくり覚えてくれたら十分です。これはあくまでも大体の目安です。使うルアーや攻め方、好みなどによっていくらでも変わってくるのでこれという決まりはありません。上記を基準に自分に合った物を見つけて下さい。

ガイド

ロッド選びでこれだけは気を付けて頂きたいのが、初心者の方がロッドを選ぶならガイドは出来るだけKガイドと言うガイドが付いている物にしてもらった方がトラブルが少ないと思います。シーバスフィッシングではPEラインというラインを使います。このラインはガイド絡みのトラブルが非常に多く初心者の方がよく挫折してしまうポイントです。Kガイドにしたからと言って完全には無くならないですが大幅に減らす事は出来るかと思います。

※Kガイドはロッドの外箱に書いてあるか、もし分からなければお店で店員さんに聞いて見ましょう。

                 これがKガイド

                                             これがノーマルガイド

硬さ

ロッドはそれぞれに硬さがあってL、ML、M、MH、Hなどの表記がされています。ほんの一例でもっと細かく分かれている物もありますが一応これが基本になります。左に行くほど柔らかく、右に行くほど硬くなっています。選ぶ基準としては軽いルアーは柔らかい方が使いやすく、重いルアーは硬い方が使いやすいです。なので一つの基準としてルアーの重さで選ぶのも有りですね。他には柔らかい方がシーバスが食いついてきた時ルアーが弾かれにくいなどの利点もありますし、掛かってからのやりとりも柔らかい方がバラしにくいとも言われています。一般的にはシーバスを狙うなら大多数の方がMLを使っているんじゃないだろうかと思います。

もし初めてロッドを買おうとしているけどよく分からないなぁ~と言う人がいたら、とりあえずの最初の一本はスピニングロッドの8フィート、硬さはML、ガイドはKガイド、を探せば外れは少ないと思います。

リール

次はリールを見ていきましょう。スピニングリールと言うことでサイズは2500~3000番位がお勧めです。もちろんこれより大きくても小さくても使えますが、小さいとスプールに巻けるラインの容量が少なすぎたりハンドル一回転当たりのラインの巻き取り量が少なくて釣りにくかったりします。逆に大きいとリール本体が重たかったりハンドル一回転当たりの巻き取り量が多すぎたりスプールに巻くラインが余分に沢山必要になったりします。

スプールの容量とラインの巻き取り量と重量は結構重要です。簡単に説明するとスプール容量はPE1号が150m巻ければ大丈夫です。というか2500~3000番のリールなら大体巻けますのでこれはクリアしているかと。ラインの巻き取り量はハンドル一回転で70~80cm位が最初は良いと思います。これは好みや使うルアーにもよるので難しいですが、これくらいから始めて自分に合っている巻き取り量を探して見て下さい。重量についてですがこれはさらに難しく軽ければ良いわけでも無いのです。ロッドとの相性があってバランスが取れている事が重要です。ですが初めてでいきなり言われても難しいと思うので先に言った2500~3000番位を使ってもらえればロッドの項目でお勧めした8フィートの竿でそこまで大きくズレることは無いと思います。

最後にリールを買うときセール品の様に箱にも入らず売られている物は止めておきましょう。ライントラブルが多発します。出来れば1万円前後のリールか最低でも箱に入っている物にしましょう。

ライン

次にラインです。最近のシーバスフィッシングではPEラインが主流です。ナイロンラインやフロロラインと違いコシが無くくにゃくにゃで、同じ強さでもかなり細くなっています。この特性でナイロンやフロロに比べ飛距離が出ます。他には感度の良さも上げられます。僕の個人的な意見ではもう全く違います。PEを使ってしまうと他のラインには戻れないくらい違います。シーバスフィッシングでは飛距離はかなり重要です。広大な海を相手にするのでどうしても飛距離が必要です。ですが飛距離を出すと感度が鈍くなってしまいます。それをPEが補ってくれるのです。

ですがPEにも欠点があって①根ズレ(岩など障害物に擦れること)に弱い、②感度が良い分ライン自体の伸びが無く合わせ切れが発生する、③普通に結ぶと強度が出ない、④ある程度慣れるまでトラブルが多発する、などがあります。このトラブルが嫌でPEを使わないという方もいると思います。

それでもやっぱりPEの特性は大きなメリットになるので是非使える様になって欲しいと思います。PEの太さはメーカーによって若干違いますが最初は1号を使ってもらえれば良いかと思います。それで慣れて来たらその前後の太さに挑戦して見て下さい。もっと飛距離が欲しいと思えば0.8号を、もっとパワーが欲しいと思えば1.2号や1.5号を。

そしてそのPEに合わせてリーダーを選びましょう。リーダーとはメインラインになるPEの先に結ぶラインの事です。根ズレ、合わせ切れを防ぐ為に結びます。太さは初心者の方にはメインラインのPEより少し弱めがお勧めです。これは根掛かりした場合など最終的に引っ張ってラインを切らなければならない状況が出てきた時にリーダーの先でラインを切れる様にするためです。PEとリーダーの結び目で切れてしまうとその度にリーダーを結び直さなければいけなくなり時間が掛かってしまう為です。

PEとリーダーの結び方ですが出来るならFGノットを習得して下さい。電車結びなどは簡単なのですが結束強度が無くどうしてもPEとリーダーの結び目で切れてしまいます。練習がかなり必要になるので大変かとは思いますがここは頑張って下さい(>_<)長年釣りをしている方でも結べずに諦めて電車結びで釣りをしている方をたまに見かけます。それくらい最初は難しいと思いますが覚えれば大きな武器になります。結び方はまた後日別の記事でアップしようと思います。

ルアー

基本的な道具を選んだらそろそろルアーを見ていきましょう。ルアー選びは楽しいですね!ロッドやリールはどうしても値段が高いので頻繁には買えませんがルアーはそこまで高くないので釣具屋にふらっと寄ってしまうと出て来る頃には2、3個袋に入っているなんてよく有ります。と言ってもさすがに何個も無くす訳にはいきませんので自信が無い内はフローティングルアーから始めましょう。フローティングとは浮くルアーの事です。フローティングルアーにも色々種類が有りまして最初は浮いているけどリールを巻くと潜って行く物、リールを巻いても全く潜らない物などが有ります。この内リールを巻くと潜るタイプのルアー、フローティングミノーと言う物を買いましょう。シーバスフィッシングでは良く使うルアーですので何個持っていても損はしません。潜る深さもルアーによってそれぞれ違いますので何種類か持っておくと良いでしょう。

サイズ

ルアーには色々なサイズが有ります。選び方としては釣るポイントの小魚のサイズに合わせるのが一番良いのですがそれを見てからルアーを買っていては間に合わないので大体9cm~12cm位の大きさの物を選ぶと良いと思います。

重量

ルアーを選ぶ際には重量も注意して見ましょう。きっとルアーを選ぶ頃にはロッドを手に入れていると思います。そのロッドに使えるルアーの重量が記載されています。その範囲の中の重量で使わないとロッドの破損が起こるかも知れないので注意しましょう。ルアーの重量は外箱に載っているので見てみましょう。重い方が飛距離が出ますが魚の反応が悪い時は軽い方が良いので何個かバランス良く選びましょう。

種類

フローティングミノー、シンキングミノー、シンキングペンシル、トップウォーター、バイブレーション、ワームなど沢山あります。ある程度慣れて来たら沈むタイプのシンキングやバイブレーションを使ってみましょう。これは巻かずにいるとどんどん沈んで行きます。フローティングミノーでは攻める事の出来ない深い場所を攻めれます。その代わり根掛かりの可能性が出て来るので注意が必要です。ここでは全部は紹介出来ないのでまた別の記事でアップしたいと思います。

上でフローティングをお勧めしましたがそれはあくまでも始めの内に無くさない事とある程度釣れる事を踏まえての事です。ルアーは色んな種類が出ていてそれこそ数え切れない位あります。この記事の通りだけじゃ無く自分の好みや直感で買う物を選んでも全く問題ありません。その時釣れるルアーなんて魚に聞いて見なければ本当の所は分かりません。だから何種類も必要になるのです。自分だけのこだわりを見付けてみるのも面白いかも知れません。

その他小物

ルアーボックス、ハサミ、フィッシンググローブ、プライヤー、フィッシュグリップ、ライター、スナップリング、クーラーボックスなど。これらは必需品です。クーラーボックスだけは魚を持って帰らない人は要らないですね。ですが他の物は必ず揃えましょう。

ルアーボックス・・・ルアーを入れるためのボックスです。どんなルアーを使うかによって入れるボックスを選びましょう。

ハサミ・・・ラインを切るために必要です。特にPEはハサミが無いと切ることは出来ません。出来ればPE対応と書いてある物を選びましょう。書いて無くても切ることは出来ますが綺麗にスパッとは切れないかも知れません。

フィッシンググローブ・・・意外と必要無いように思うかも知れませんがPEとリーダーを結ぶ時に必要です。素手ではラインが手に食い込んで肌を切ります。電車結びなどではそこまで重要では無いかも知れませんがFGノットを編む際にはこれが無いと編み込みが弱く失敗の原因になります。

プライヤー・・・釣った魚の口からルアーを外す時に必要です。陸に揚げられた魚はかなり暴れます。その時にルアーが付いたまま暴れますので素手で外しに行くと手に針が刺さります。さらにその状態のまま暴れ続けます。最悪病院で外してもらわなければイケない重体になります。想像しただけで痛いですね。

フィッシュグリップ・・・上記と同じ理由で必要です。直接手で触らなくても魚の口を掴めるので手も汚れずに衛生的。

ライター・・・FGノットなど編み込み系のノットをしたときにリーダーを少し炙ってコブを作る時に必要です。人によってはしない人もいます。僕の場合は炙った方がノットの持ちが長い気がします。

スナップリング・・・ルアー交換の際にいちいちラインを切らなくてすみます。さらにルアーの動きを制限する事なく自由に動く様になるのでアクションが付けやすくなります。

クーラーボックス・・・魚を入れます。

小物じゃ無いけどライフジャケットも是非揃えましょう。ルアー用の物はルアーボックスが丸々入るようになっているので非常に便利です。さらに他の小物もほぼ収納出来る様になっている物がほとんどですのでロッドだけ手に持って後は手ぶらで行動する事も出来ます。安全と便利さを兼ね揃えている物ですので持っていて損はありません。

道具編はとりあえず・・・これで終了です。もっと細かく説明したい事がまだまだありますがそれはまたの機会にさせて頂きますm(_ _)m