シーバスのルアーフィッシング入門②ポイントの探し方編、釣行編

前回は道具編と言うことで今回は釣行編です。(・∀・)

さて、道具が揃ったら釣りに行きましょう!

この記事を読んでくれている方がどんな所に住んでいるか分かりませんが内陸県じゃ無い限り、シーバスは大体どんな所にも居るはずです。近くの漁港や、海に繋がる河川、河口、サーフ(砂浜)、磯、などポイントは沢山あります。

まずは何度か同じ場所に通って見ることが大事です。一度行った時に釣れなくて、ここは釣れない場所だ!と決めつけてしまっては勿体ないからです。

海には潮汐と言う物があります。潮汐とは海の水面が上がったり下がったりする潮の満ち引きの事です。みなさん一度は経験したことがあるんじゃ無いかと思います。この潮汐による変化で潮(海の海流、流れ)は大きく動かされ時間によって全く違う状態になります。

一つ例を挙げると河口などで釣りをしている場合、普通に考えれば川なのですから上流から下流に水が流れるのが通常です。しかし、潮が下げ潮の時はそれで良いかもしれませんが逆の上げ潮の時は川の流れより潮の方が強いと水が逆流する場合もあります。水面を見ていると浮いている落ち葉が上流に上って行く場面を良く目にします。

この様に少し時間が違うだけで状態は全く違う物になります。ですので一度行くだけで無く何度も通いそのポイントの変化を観察する事が大切なのです。ポイント毎に釣れる時間、釣れない時間と言うものがあります。

※日本海側などの様に一部地域ではこの潮汐による水面の高さの変化はほとんど無い場所もあります。

ではどんな所に行けば良いの?

まずは通いやすい事が大事!

何度も通う必要があるのに行くまでに時間が掛かったり、疲れ果ててしまう様な場所では続かない恐れが有るからです。まだ釣りを始めて間も無い方にはこれは結構大事だと思います。こういう場所はもっと上達してからにしましょう。

次に探すポイントとしては、街灯がある場所!

これは夜限定になりますが街灯が有る場所には明暗が出来ます。いわゆる影ですね。シーバスはこの明暗が大好きです。なぜかと言うとシーバスにとって絶好の狩り場になるからです。シーバスは明暗の暗、つまり影に隠れています。そこへ明るい方、明の部分から小魚が泳いでくるとそいつに狙いを済まし、影に入った瞬間に食い付きます。この明暗の境目が狙うべきポイントです。

橋脚も大事!

橋脚というのは大体影があります。シーバスはその影で休んでいる事が多いです。そのためここは昼間でも夜でもシーバスが居る可能性がかなり高いです。しかし昼間は夜に比べ橋脚の柱にピッタリ張り付いて居るので柱ギリギリを狙わなければいけません。夜は行動範囲が広くなり影からチラチラ出て来るやつもいます。大体が上流に頭を向けていますので良く言われるのが上流に投げて下流に流しながらルアーを巻いてくるというのがオーソオッグスな攻め方です。これは上流から流されてくる小魚をイメージしてのアクションです。

街灯がある橋脚は最高のポイントです!!

街灯がある橋脚は必ず明暗が出来ます。橋の高さにもよりますが、かなりハッキリした明暗が出来る場合が多いです。さらに橋脚の柱というストラクチャー(障害物、魚の付き場)も重なりかなりの有力ポイントになるわけです。

しかも!!

橋脚で釣る場合河川となる事が多いと思います。

河川での釣りは下げ潮の時の方が条件が良い事が多くなります。理由としては川の流れと潮の流れが重なりいつも以上に流れが強くなります。すると小魚などの小さい魚は流れに負けてしまい上手く泳ぐことが出来なくなり流されてしまいます。その流されてきた小魚を大型魚は狙います。大型魚は体が大きく少しくらい流れが強くても問題なく定位出来るため絶好のポイントになるわけです。

言うことは3つも好条件が重なるわけです。

つまり上記をまとめると

夜、下げ潮の時に街灯がある橋脚に行けばシーバスが居る場所がかなりの高確率で分かると言うことです。

ただし、前に言ったように何回も通う事が大切です。同じ下げ潮でも若潮、長潮、小潮、中潮、大潮、と有りそれぞれで流れる強さが違います。通うポイントに寄ってどの潮が良いか変わってきますので見極めれる位通って下さい。

場所が分かったら釣り方は?

とりあえず大体の場所は決まりました。そうしたら次は釣り方です。良いポイントが有っても釣り方が分からなくては釣れませんね。

パターン①

まずは立ち位置。もし立てるなら橋脚より上流側に立って下さい。そして橋脚の影より結構上流にルアーを投げて下さい。そうしたら根掛かりしない程度にゆっくり巻きます。するとラインが川の流れに乗ってルアーより先行し大きなUの字を書きます。そのライン先行のままルアーを頭から影に流し込んでいくとその時にシーバスが食い付いて来ます。

これがいわゆるドリフトです。

次は別パターンとしてちょっとだけ動きを変えてみましょう。

パターン②

明暗の境目にラインが描くUの字の頂点を持ってくると、そこでルアーの向きが変わります影に向かって泳いでいたルアーが次は影から離れるような動きになります。この反転の動きにもシーバスは良く反応してくれます。これはルアーを流す速度や角度、立ち位置で動きを調整していきます。

この2つを試すだけできっとシーバスに近づけるハズです。最初はルアーを流すと言われても良く分からないかも知れません。でも何度も練習していけばきっと分かるようになるはずです。これを覚えれば河川ではとても使える武器になります。川の流れを感じ、ルアーがどういう動きをしているのかイメージして見てください。

最後に橋脚は人や車などの交通がありますのでくれぐれもルアーを当てないように注意して下さい。事故やトラブルの原因になります。大切な釣り場を守るために無茶な攻めはしないように注意しましょう。